ダブルキャンバーとは
こんばんは。
どうも、こびとです。
今日は勘違いされやすいダブルキャンバーの板について書いていきます。
もう、今や聞き慣れたダブルキャンバー。
こんな形をしてます。
(下手くそですいません)
ロッカーのルーズさにキャンバーのグリップを。
ロッカーとキャンバーのいいとこ取り。
カタログなんかにはだいたいこんな風に説明されています。
そこら辺の店員さんに聞いてもだいたいこんな風に答えるでしょう。
でもね、僕からしたらこれ嘘です。
そんなことありません。
はっきり言います。
ダブルキャンバーのエッジグリップ力は「ほぼほぼロッカー」です。
そもそもエッジグリップする原理としてキャンバーはスタンス間が浮いているので板に乗ると高いところからコンタクトポイントにかけて強い力が伝わります。
赤い矢印が力の伝わり方です。
(下手くそですいません。)
このように両サイドのコンタクトポイントにしっかり力が溜まるキャンバー。
そしてセンターのみにしか力が溜まらないロッカーやダブルキャンバー。
そもそも相反する形状をしてるので、ロッカーの遊びやすさとキャンバーのグリップなんて都合のいい両立は物理的に不可能です。
まぁ、ロッカーよりはすこーしグリップいいかも知れませんが。
しかし、そんなすこーしのグリップをキャンバーの要素として受け入れていいのか。
答えは「否」です。
じゃあダブルキャンバーのメリットは?
これはロッカー+POP感です。
ロッカーの様に反りきってしまってると
上手く反発を引き出せません。
かといってキャンバーだとしっかり踏み込まないといけないのでこれまた反発を引き出しにくいです。
そこでダブルキャンバー。
センターのロッカーのお陰で前足を引き上げやすく、その後、足元の小さなキャンバーをぐっと踏むことで板をしっかり跳ねさせる事ができます。
こんな感じでダブルキャンバーの方が楽にオーリーのモーションがとれます。
(下手くそですいません。)
つまりダブルキャンバーってのはロッカーじゃオーリーがちょっと物足りないって人向けの板であって。
ロッカーよりもエッジグリップを求める人向けの板ではありません。
ここ勘違いしてる人多いんで、要注意です。
特に中~低速域で遊ぶグラトリや、ジブ系をするにはロッカーよりもドンピシャな形状だと思います。
多分これ読んで
「いやいやダブルキャンバーもグリップするし」
とか思う人いると思います。
が、それはダブルキャンバーがグリップしてるんではなくて
ダブルキャンバーでもグリップするように他の性能が搭載されているんです。
その辺については今後板のおすすめなんかで触れていきたいと思います。
ながながと書きましたが、ひとことでいうと
ダブルキャンバーはグラトリ向け
って事ですね。
間違ってもグリップ力向上の為に選ばない様にお願いします。
では今日はこの辺で。